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2011年8月28日日曜日

解説者も苦戦したエスパルス戦

J1第24節、横浜Fマリノスはアウェイで清水エスパルスと対戦、
結果は0-0のスコアレスドローとなりました。エスパルスとは
第8節(1-1)以来、今季二度目の対戦で、いずれもドローという
結果になりました。

Mr.BIGはスカパー中継を観ていましたが、サッカー解説者でスカパー
アフターゲームショーMCの野々村氏が、この試合の解説に苦慮して
いたのが大変印象的でした。解説者が解説に苦慮する、というのは
どういう試合でしょうか。両チーム共に主力を欠き、マリノスは中村俊輔、
エスパルスは高原と村松を欠いていた為、先に失点することを警戒して
いたのは理解出来ます。それにしても、お互いに見せ場がほとんどなく、
攻撃も単調で不発、要するに「つまらない」試合で終わってしまった
ということですね。
番組を作る側からすれば、今のプレーはどういう狙いがあったか、とか、
交代選手の意図とは、なんて聞かれても、解説者も困っちゃいますよ(笑)
繰り返し言っていたのは、不在選手の影響で、、みたいなことですからね。

ただTVで見ていても、何なんすか、これ?と思うようなプレーが続出、
特にエスパルスはラフプレーが多過ぎ!レッドにしてもいいプレーがありました。
シュート数だけを見ても、今節、マリノスはたった4本しか打っていません。
エスパルスは3倍の12本を打っており、今節に限っては、マリノスはシュートを
打ちたくても打てなかったのかもしれませんが、それにしても、酷過ぎる内容
でしたね。では、決定機は無かったのか、と言えば、少ない中に決定機は
あったわけで、そこで決めていれば勝てた試合でしょう。
※試合終了後、木村和司監督も、あそこで入っていればね、勝てたんだけどね、
悔しいね、とコメントしていました。

普通に、中村俊輔が欠場した影響があったとか、ボールが前で収まらなかった
とか、うまく散らせなかったとか、代わりの選手が今一つだったとか、
他にもいろいろ言うでしょうが、はっきり言って、今節は監督の采配ミスだと。

今節、マリノス木村和司監督は、中村俊輔の代わりに、長谷川アーリア・ジャスール
をトップ下に置き、FWは小野と大黒をスタメンさせました。
FWの小野祐二は日に日に良くなっていると思いますよ。プレーに落ち着きもあるし、
何よりスピードがある、昨日もいいクロスを蹴っていたし、イメージとは異なり、
アシストも上手い選手だと思います。※元々、小野は自分で決めてやる!タイプの
選手ですが。
アーリアも頑張っていましたが、中盤のタメが上手くいかない、前線へのパスが
繋がらない、相手のプレッシャーに対し、焦ってボールを蹴るようなシーンが
目立ちました。

どうして狩野健太を使わないのか?試合を観ていた方なら、皆さん共通に感じた
疑問でしょう。しかも、狩野を投入したのは、後半15分で、狩野健太からすれば、
出場時間が少な過ぎたでしょう。せめて前半からスタメンで出すべきだったのでは?
と思えてなりません。実際、狩野を入れてから、幾度かチャンスが生まれました。
谷口の決定的なシュートはバーに弾かれました。その前のキム・クナンのGK1対1を
かわしたシーンでも、シュートは大きく外れましたが、決められるチャンスは確かに
あったわけです。

木村和司監督に是非とも提言したいのは、狩野はもっと長い時間プレー出来るように
して欲しいということですね。中村俊輔を起点とする攻撃プランに代わるオプション
として、狩野健太を中心にしたマリノスの攻撃の形を早急に構築してもらいたいです。
今節、内容は悪いながらも、失点0で抑えたディフェンス陣はさすがです。
ガンバと違って、打ち合い、2点取られても3点取ればいいんだ、的な攻撃サッカー
ではなく、守って、守って、最後に1点獲って勝ちきる、という展開でいいんですから。

ファンやサポーターは中村俊輔が居ないとダメなんだ~、マリノスは勝てないんだ~
なんて、甘ったれたコメントに惑わされてはダメですよ。本来、中村俊輔一人が
居ないだけで、チーム全体の攻撃が弱まってしまうなど、プロサッカーチームでは
あってはならない事態です。それをしっかりフォロー出来ない、采配が出来ない、
監督の能力に問題があるということ、それを改めて感じましたね。
※特定の選手に対するファン、サポーターの気持ち、感情は無視ですよ。

プロサッカーなんですよ、草サッカーじゃないんです。
主力が離脱したなら、大金叩いても、代わりの優秀な選手を連れてくる、これが
優勝を目指しているプロチームがすることでしょう。金を出さずに好成績出せれば
それは一番でしょうが、そんな甘い世界ではありませんよ。

いい例として、ガンバはどうでしょう?セレッソはどうでしょう?
マリノスよりも多くの主力選手が移籍し、怪我で離脱していますよ。
それでもチームを作っていくのが、現場を預かるプロの監督ですよ。
戦える選手が居ないなら、外から連れてくる、それくらいの意気込みがなければ
優勝なんて簡単に出来る話じゃないですよ。
※事実、マリノスは戦力補強していません。どうしてですかね。金が無いから?・・・

奇しくも、今節の対戦相手、エスパルスから移籍情報がありました。
清水が元スウェーデン代表MFフレディ・ユングベリ(34)を獲得したことが27日、分かった。東日本大震災の被災者を勇気づけたいとの思いから来日を決断したユングベリは26日に極秘来日。この日、静岡市内で正式契約を結んだ。

ユングベリにはカタールや中国のクラブから破格の条件でのオファーが届いた。清水の条件はそれに及ばなかったが、8月中旬から連日ゴトビ監督が交渉。「米国でプレーしているときにアフシン(ゴトビ監督)のことを聞いていた。かなり話して、アーセナルのときのようなサッカーがまたできるのではないかと感じた」。
ゴトビ監督の戦術、日本への思いもあって清水入りに大きく心が傾いていった。

スポニチアネックスより引用

これが監督の実力というものですよ。
真のプロフェッショナル監督は選手の心を動かせるんです。敵将ゴドビ氏、さすがですね。

残り10試合。マリノスは優勝に向けてひとつも落とせません。

フロントをはじめ、チーム全員の力で、勇気を持って、前に進んでいって貰いたいと思います。

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